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2018年5月24日(木)

7原発 空調ダクト腐食

柏崎刈羽7号機など12基

 新潟県にある東京電力柏崎刈羽原発など7原発12基の空調ダクトの一部に腐食や穴が見つかり、うち4原発5基では、緊急時に中央制御室の放射能汚染を防ぐ機能に関わる箇所で腐食による穴が見つかりました。23日の原子力規制委員会で報告されました。

 腐食や穴が報告されたのは、東北電力女川原発3号機(宮城県)、日本原子力発電東海第2原発(茨城県)、東電福島第1原発6号機と柏崎刈羽原発3、4、6、7号機、北陸電力志賀原発1号機(石川県)、中部電力浜岡原発3、4、5号機(静岡県)、中国電力島根原発1号機(島根県)です。

 一昨年、中国電の島根原発2号機の中央制御室空調換気系ダクトで、腐食による穴が発見されました。中央制御室の放射能汚染を防止するために事故時に使用する箇所が含まれていたことから、規制委は原子力事業者にダクトの点検を行うことを要請していました。

 柏崎刈羽3号機では5カ所、再稼働の手続きが進む7号機では4カ所の穴が見つかっています。各社は、見つかった穴は緊急時に要求される機能に影響を及ぼすものではないと報告しています。

 しかし、規制委事務局の原子規制庁は、柏崎刈羽原発3、7号機については、穴の近くのさびが著しく、穴も一定程度の大きさ(3号機では13センチ×5センチ)があったことから、評価結果の妥当性を引き続き確認していくとしています。

 一方、東電の福島第2原発と柏崎刈羽原発1、2号機、日本原電敦賀2号機の報告はまだありません。


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