しんぶん赤旗

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日本共産党

2018年5月19日(土)

「TPP11」の承認案

田村貴昭議員が反対討論

衆院本会議

 米国を除く環太平洋連携協定(TPP)加盟11カ国による新協定「TPP11」の承認案に対して、日本共産党の田村貴昭議員は18日の衆院本会議で反対討論に立ちました。

 田村氏は、同承認案を外務委員会で6時間にも満たない審議で採決したやり方に厳しく抗議。国会決議では、コメ、麦、牛肉・豚肉、乳製品、砂糖の重要5項目を関税撤廃の交渉から「除外する」としたにもかかわらず、TPPでは、重要5項目のうち3割の品目で関税を撤廃、牛肉・豚肉では7割の品目で関税が撤廃されることなどをあげ、「TPPをまるごと組み込むとしているTPP11は、国会決議に真っ向から反するものであり、断じて認めることはできない」と強調しました。

 また、田村氏は、国境を越えて儲けを追求する多国籍企業の活動を後押しするTPPの本質はそのまま維持されていると指摘。米国からは、「TPP交渉で譲歩した線をスタートとして、日米FTA(自由貿易協定)交渉で際限のない譲歩を迫られ、『米国第一』を掲げるトランプ政権の身勝手な対日要求の『受け皿』とされる危険は明らかだ」と強調しました。


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