2018年5月17日(木)
新潟県知事選の構図
焦点は原発の再稼働
池田氏「ゼロに向けまず検証」
全国が注目する新潟県知事選(24日告示、6月10日投票)は短期決戦です。幅広い市民と共産、立憲民主、国民民主、自由、社民、「無所属の会」の野党5党・1会派が足並みをそろえ、それに加え県内では新社会、緑の党が支援する池田ちかこ氏(57)と、自民・公明が支援する花角(はなずみ)英世氏(59)の、事実上の一騎打ちの構図が固まりました。
池田氏は16日、公約・政策綱領を発表し、国のエネルギー政策を厳しく批判し「原発ゼロの新潟県」を太く打ち出しました。「いのちと暮らしの安全」を優先し、再稼働について「まずはしっかり検証をする。その上で自ら判断し、県民の皆さんにも判断してもらう」と述べ、県民投票を実施する考えを示しました。
一方、花角氏は15日の出馬会見で自民党の原発推進政策との整合性を問われ、「自民党が気に入らないなら、ご支援はいただけないだろう」と述べました。
選対本部長の菊田真紀子衆院議員(無所属)は8日の会見で「日本が原発ゼロに向かうのか、原発事故の反省のない社会に戻るのか大きな分かれ道になる」と述べました。
同幹事長の森ゆうこ参院議員(自由党)は14日の会合で「市民と野党の共同の枠を超えた、県民党で池田さんを押し上げたい」と話しています。