2018年5月12日(土)
総務相、麻生氏の発言批判
本村氏質問に「決して適切でない」
福田淳一前財務事務次官のセクハラ問題をめぐって、麻生太郎財務相が「セクハラ罪はない」などと発言したことについて、野田聖子総務相は10日、「決して適切な表現ではないことは明らかだ」と述べました。衆院総務委員会で日本共産党の本村伸子議員の質問に答えました。
野田氏は「例えば小学校でいじめがあって、その際に、『いじめ罪』がない、あるという議論にはならない」とも答弁しました。
本村氏は、麻生氏の一連の発言を批判し、「こういうトップの認識を正さなければ被害を受けた方も声をあげても攻撃されるのだと諦めてしまう」と指摘。野田氏は、麻生氏の「男の番(記者)にかえればいい」との発言についても「男の人にかえれば解決するというのは、国際社会においては性差別と捉えられて厳しく追及される」と応じました。
本村氏は、本来セクハラを防止すべき立場にある麻生氏の一連の発言は、セクハラをなくすことを困難にするものであり、麻生氏はその職にふさわしくないと批判しました。