2018年5月10日(木)
麻生氏は謝罪・辞任を
衆院内閣委 セクハラ暴言 塩川議員ただす
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日本共産党の塩川鉄也議員は9日、衆院内閣委員会で、福田淳一前財務事務次官のセクハラをめぐる麻生太郎財務相の「男の番(記者)に代えればいい」「セクハラ罪はない」などの暴言についてただしました。
塩川氏は「麻生氏はセクハラが人権侵害だという認識が欠落しているのではないか」と政府の認識をただしました。野田聖子・男女共同参画担当相は「発言の真意は本人に確認を」などと答えました。
塩川氏は、取材担当記者を男性のみにすればいいとの麻生氏の発言は「妥当ではない」とする答弁書が4月27日に閣議決定されていると指摘。政府の認識を改めて尋ねたのに対し、野田氏は「妥当ではない」と答えました。
塩川氏は、財務省が4月27日にセクハラを認定したものの、麻生氏は同日午前の記者会見で「セクハラ行為は断定できない」と述べていたと指摘し、「麻生氏は、福田氏のセクハラ行為を認めていない」と追及。「麻生氏の発言は二次三次の被害を生じさせるもので、閣僚として不適格だ。麻生氏は謝罪して辞任すべきで、安倍首相の任命責任も問われる」と述べました。