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2018年5月9日(水)

暴言連発の麻生氏

どの組織にも改ざんある■セクハラ罪ない

 財務省による決裁文書改ざんやセクハラ対応問題をめぐって厳しく責任が問われている麻生太郎財務相が8日の閣議後の記者会見で次々暴言を放ちました。

 麻生氏は、森友学園への国有地売却に関する決裁文書の改ざんについて、「どの組織でも改ざんはありうる。組織全体ではなく、個人の資質によるところが大きかった」などと改ざんを当然視し、個人に責任を押し付けました。真相解明を求める野党に対し、与党側が改ざん前の決裁文書全文を18日までに提出するよう努力すると回答したことについても、「私どもとしては、大阪地検の答えが出ないと、なかなかできない」と断定。公文書の改ざんで、国民と国会を欺いてきたことへの責任はまったくみられません。

 さらに、福田淳一前事務次官のセクハラ問題では、「セクハラ罪という罪はない」とあらためて主張。外遊先のマニラでの記者会見(4日)と同様の暴言を繰り返し、「事実を言っただけだ」と開き直りました。

 深刻な人権侵害に当たるセクハラへの認識も、要職を担う大臣としての自覚もない麻生氏に、これ以上、閣内にとどまる資格はありません。


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