2018年4月29日(日)
性差別、私は黙らない
東京・新宿宣伝 “勇気だし声あげる”
個人有志集う
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財務省の福田淳一前事務次官によるセクハラ発言など、「性」を理由とする差別や暴力が社会問題となっています。東京都新宿区のアルタ前では28日、誰もが性にとらわれず自由に暮らせる社会の実現を訴える街頭宣伝「私は黙らない」が行われました。「Me Too」などと書かれたプラカードが掲げられ、「我慢することはもうやめて、ともに声をあげよう」と訴えました。
呼びかけたのは、セクハラや性差別に対して問題意識を持つ個人の有志です。大学生の女性は、「今まで黙らされてきたからこそ、黙らないと言いたい。(声をあげることを)諦めてきた人にも届けたい。あなたは一人ではありません」と趣旨を説明しました。
年齢や肩書、性別もさまざまな個人がスピーチしました。ライターをしている男性(23)は、「男として、傍観しているだけではなく行動を起こさないといけません。平等な社会に向けて、一歩ずつ向かっていきましょう」。
イラストレーターの女性(57)は、性被害者が声をあげづらいなら、周りが声をあげることが大切と語り、「あなたの痛みは忘れかけていた私の痛みです。勇気をだして声をあげるとき」と呼びかけました。
ジャーナリストの伊藤詩織さん、ラッパーの椿さんのメッセージも紹介されました。