2018年4月26日(木)
“世論で基地なくそう”
沖縄 市田副委員長迎えて集い
|
日本共産党沖縄県委員会は24日夜、市田忠義副委員長・参院議員を迎えて、集い「日本共産党 市田さんに何でも聞いてみよう」を同県豊見城(とみぐすく)市で開き、雨の中、会場はいっぱいになりました。市田氏は日本共産党を「自己紹介」し、「党綱領とは」「どうしたら基地はなくせるのか」など寄せられた質問に、一つひとつ答えました。
市田氏は「アメリカ主権」「財界主権」の二つの矛盾を抱える自民党政治を根本から変える綱領を持っているのが共産党だと述べました。アメリカ主権の異常ぶりについて、海兵遠征軍など「殴り込み部隊」が常駐する世界にはない日米安保の異常な実態を詳述。「本土と沖縄が連帯して、基地も核もない平和な日本、沖縄をつくっていこう」と呼びかけました。
安保条約第10条にもとづく通告の手続きで条約を廃棄し、対等平等の立場にもとづく日米友好条約を結ぼうという党綱領を紹介した市田氏。サンフランシスコ条約の条文では、祖国復帰が不可能だった沖縄が世論と運動で復帰を勝ち取った歴史にふれつつ、「辺野古の新基地建設を止めるのも世論の力。今秋の知事選、来年の参院選勝利で、辺野古に基地をつくらせない。さらには安保条約を廃棄する政府をつくり、日本中から基地をなくそう」と訴えました。
市田氏は、今年の新入生歓迎運動で日本民主青年同盟が大きく前進していることにふれ、「矛盾の大きい沖縄でこそ、その先頭に」と激励しました。
宜野湾市の大学4年の女性(22)は「沖縄に来て通学路上空をオスプレイが飛ぶことを知った。戦争は絶対にしたくない。平和な日本に変える活動をしたい」と話しました。