2018年4月24日(火)
被害者攻撃 許さない
福田次官のセクハラ問題 国会内で連帯表明集会
|
財務省の福田淳一事務次官によるセクハラ行為を告発した女性への誹謗(ひぼう)中傷が横行しているとして、被害者への連帯を表明する集会が23日夜、国会内で開かれ、200人以上が参加しました。主催はセクハラ被害者バッシングを許さない4・23緊急院内集会実行委員会。
集会の目的は▽被害当事者を孤立させない▽日本のセクハラ・性暴力の現状を共有する▽被害者が声をあげられる環境づくりのための意見交換。
参加者によるリレートークで、中央学院大学の皆川満寿美准教授は、麻生太郎財務相が被害者に関し「週刊誌に言っても守秘義務のある弁護士に話せないのは理解できない」と述べたことに触れて、「被害者を責める言葉が公的発言として発信されている」と批判。
ジャーナリストの林美子氏は「男性記者に代わればいいと言う人がいるが、そうすれば女性記者は仕事ができなくなる」「女性記者が、のびのびと能力を発揮できる社会になってほしい」と声を震わせて訴えました。
集会には日本共産党の田村智子副委員長・参院議員、吉良よし子参院議員、畑野君枝衆院議員が参加。立憲民主党、民進党、希望の党、社民党、沖縄の風の国会議員も出席しました。吉良氏はあいさつで、「一人の人間として仕事をしている時に性的侮辱を受けることがどれだけ屈辱か、福田氏らは認識すべきだ」と厳しく非難。会場からは大きな拍手が起こりました。
集会中、参加者は「#With You(あなたとともに)」と書かれたプラカードを掲げました。