2018年4月19日(木)
米軍ヘリ2機緊急着陸
熊本空港 同型トラブル続発
|
熊本空港(熊本県益城町)に18日、米軍のヘリコプター2機が緊急着陸しました。緊急着陸(予防着陸)したのは米海兵隊のAH1Z攻撃ヘリとUH1Y汎用ヘリ各1機。両ヘリと同型ヘリは1月に沖縄県内で3回、緊急着陸をするなど、トラブルを繰り返しています。
防衛省九州防衛局によると緊急着陸は同日午後1時17分ごろ。原因や所属部隊はわかっていないとしています。着陸後、同空港に併設され滑走路を共用する陸上自衛隊高遊原分屯地に移動したため、民間航空への影響はなかったといいます。
UH1Yは今年1月6日に沖縄県うるま市の伊計島に、AH1Zは同8日に読谷村、同23日に渡名喜村に緊急着陸しています。両ヘリは共通の部品を多く使用し、同系統のエンジンを搭載しています。
AH1ZとUH1Yは、地上部隊の進撃を支援し、上空から敵部隊を攻撃する「近接航空支援」などを主要な任務としており、米本土から半年交代で普天間基地(沖縄県)に配備。第31海兵遠征隊に配属され強襲揚陸艦に搭載し、インド・アジア太平洋地域の作戦行動に参加しています。
第31海兵遠征隊は今月1日から韓国で実施されている米韓合同演習にも参加していました。