2018年4月19日(木)
きょうの潮流
週を追うごとに参加人数が増え続ける国会前行動。「ウソつき安倍は、首相をいますぐやめろ」。怒りのコールとともに合唱が広がります▼♪光は闇に負けない、まことはウソに負けない、真実は沈まない、けっしてあきらめはしない!これは、100万規模の市民が持続的な行動で腐敗した朴槿恵(パククネ)政権を退陣に追い込み、文在寅(ムンジェイン)大統領を生み出した韓国の「ろうそく革命」で歌われた曲です▼毎週土曜日ソウル市内の広場に老若男女の市民がろうそくを持ちながら、「大統領は退陣せよ」と声をあげた「ろうそく集会」。回を重ねるごとに参加者が増え全国に広がりました。一切の暴力なしに、大規模で持続的な市民の直接行動・平和のデモで世の中を変えられることを示しました▼安保法制(戦争法)の時のように議事堂前を埋め尽くした先日の「国会前大行動」。市民の運動が伏流水のようにつづき、今またわき起こったのです▼怒る市民の思いがプラカードの言葉にあふれていました。国政私物化の動かぬ証拠も改ざん・隠ぺいする「ウソアベアソウ」「膿(うみ)を出すというがアベ首相あなたが膿だ」。弾劾された朴氏が握手する安倍首相に「次はあなたよ」の吹き出しも。「未来のための政治を」の文字が多かったこと▼国民主権の国なのに、この国は誰のものなのか。国民の手に政治を取り戻し、改ざん内閣が退陣するまで行動で列島騒然の状況を。野党と連携し主権者・市民の民主主義の力を発揮する時です。“今度こそ、次は日本の番です”