しんぶん赤旗

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日本共産党

2018年4月17日(火)

近江八幡市長に小西氏

滋賀 自公維推薦現職を破る

 15日投開票された滋賀県近江八幡市長選では、日本共産党も参加する「住みよい近江八幡市をつくる会」や「あたりまえの会」「市民が考える庁舎の会」などの団体、党派を超えた広範な市民が推した新人の小西理(おさむ)氏(59)が、現職の冨士谷英正氏(71)=自民、公明、維新推薦=に2倍近い大差をつけて初当選しました。

 小西氏は自民党の衆院議員でしたが、郵政民営化に反対し自民党を離れました。その後、近江八幡「9条の会」の呼びかけ人を務めるなど、9条改憲反対などの運動の先頭に立ってきました。小西氏は、冨士谷市政が進める100億円の豪華庁舎建設を見直し、暮らし・子育てを充実させようと呼びかけました。

 民意を問う市長選を待たずに新庁舎の起工式(2月22日)を強行したことに対し、小西氏と住民団体は「新幹線栗東新駅は、起工式後の知事選で新駅反対の新人が当選して建設中止が決まった。新庁舎の建設も中止・見直しができる」と訴えました。余ったお金は保育所・学童保育、中学校卒業までの医療費無料化、介護支援体制の強化を訴え共感を広げました。

 当選確実が報じられると事務所には多くの支援者らが詰めかけました。小西氏が「庁舎は契約解除です。市民の力をバカにしてはいけない」と述べると、「そうだ」の声とともに大きな拍手が起こりました。

 開票結果は次の通りです。

 当小西  理59無新

 21047

 冨士谷英正71無現

 11647

 (投票率49・97%)


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