2018年4月14日(土)
国民救援会が90周年講演会
憲法を守る正念場
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志位氏あいさつ
日本国民救援会は創立90周年を記念した講演会とレセプションを13日、東京都内で開きました。
鈴木亜英会長が1928年、絶対主義的天皇制の下、日本が戦争への道を歩むなかで人権を守るために国民救援会が設立されたことを紹介。現在、安倍政権の戦争ができる国づくりのなか、日本国憲法が戦後最大の危機を迎えているとして、「しっかり学び、人権を支える憲法を守ろう」と訴えました。
渡辺治・一橋大学名誉教授が講演し、森友・加計疑惑、自衛隊日報隠ぺいなどで「安倍政権に改憲を行う余裕はない」とするマスコミの報道があるが、改憲の危険性を過小評価するものだと強調しました。
渡辺氏は、安倍首相は「ともに血を流せ」という米トランプ政権の圧力にこたえるという面、日本を軍事大国として復活させたいという首相の特異な野望という面から、改憲をあきらめることはないと指摘。全国九条の会と総がかり行動の共同が始まったことを紹介し、市民と野党の共同を広げ、安倍9条改憲反対3000万人署名を成功させ、「安倍政権を倒し、改憲を阻止しよう。この1年が正念場だ」と力説しました。
玉川寛治・国民救援会顧問が同会の戦前の活動を紹介しました。
レセプションでは、自由法曹団の船尾徹団長、日本共産党の志位和夫委員長、社民党の福島みずほ副党首が、来賓としてあいさつしました。