2018年3月23日(金)
志位委員長 韓国の李大使と会談
朝鮮半島の非核化と平和体制構築
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日本共産党の志位和夫委員長は22日、都内の在日韓国大使館で、朝鮮半島をめぐる問題について李洙勲(イスフン)大使と会談しました。
冒頭、志位氏は、平昌冬季五輪について、「私も平和の祭典として成功した歴史的五輪の開会式に出席できうれしい」とお祝いを述べました。李大使はこれに感謝を表明しました。
志位氏は、「南北首脳会談、米朝首脳会談への動きを心から歓迎します」と述べ、北朝鮮問題での党の立場とこの間の取り組みを紹介しました。
李氏は、朝鮮半島の問題の根本解決をめざす文在寅(ムンジェイン)政権の政策と外交を説明しました。その成功のためには、当事国だけでなく、地域関係国全体の協力が不可欠だと指摘しました。
志位氏は、今後の交渉について朝鮮半島の非核化と平和体制の構築など、諸懸案に一体的・包括的に取り組む重要性に言及しました。日朝関係では、2002年の日朝平壌宣言に基づき、核・ミサイル、拉致、過去の清算を包括的に解決し、国交正常化を追求すべきだと強調しました。
志位氏は、日本共産党の「北東アジア平和協力構想」について紹介。植民地支配への反省を日韓間の公式文書で初めて明記した「日韓パートナーシップ宣言」(1998年)が両国関係の発展にとって重要だと述べました。
李大使は、文政権の打ち出している「北東アジア平和協力プラットフォーム」について説明し、実を結ぶように力を尽くしたいと述べました。
懇談には日本側から緒方靖夫副委員長、笠井亮衆院議員が、韓国側から李煕燮(イヒソプ)公使が同席しました。