2018年3月22日(木)

改ざん、民主主義の破壊

穀田氏　福山知事候補勝利へ全力

京都

（写真）東寺前で訴える穀田氏（右）＝21日、京都市

　京都府知事選告示前日の２１日、弘法市（弘法さん）でにぎわう東寺（とうじ＝京都市南区）前で、弁護士の福山和人知事候補を応援する日本共産党の穀田恵二国対委員長と、自民党などが推す前復興庁事務次官の西脇隆俊知事候補が演説しましたが、話の中身は極めて対照的でした。

　穀田氏は、学校法人「森友学園」への国有地売却をめぐる財務省の決裁文書改ざん問題の本質は、安倍晋三首相と首相の妻・昭恵氏の関与を消すためだと指摘。公文書の改ざんは「日本の政治史上かつてないこと。民主主義の破壊だ」と批判し、京都府知事選において「民主主義破壊の自民党と手を組んではならない」と強調。憲法をくらしの中に生かす京都府政の実現に向け、福山氏の応援に全力を注ぐ決意を語りました。

　一方、長年の行政経験から「国とのパイプ」が売り物の西脇氏ですが、この日の演説では「森友」文書改ざん問題には一言も触れず、これまでの山田府政を継承・発展すると繰り返すだけでした。