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日本共産党

2018年3月22日(木)

改ざん文書

菅氏の黙認重大

参院内閣委 田村氏が責任追及

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(写真)田村智子議員

 日本共産党の田村智子議員は20日の参院内閣委員会で、学校法人「森友学園」への国有地売却をめぐる文書改ざん問題について、菅義偉官房長官が、改ざん前の文書について報告を受けながら、財務省が改ざん後の「貸付決議書」を8日に国会に提出することを黙認したとして責任を追及しました。

 田村氏は、菅氏が15日の記者会見で、5日に杉田和博官房副長官が国土交通省から書き換えの可能性があるとの報告を受け、杉田氏から菅氏自身への報告は6日だったと明らかにしたことを指摘し、「財務省が8日に改ざん後の決裁書を提出することを知っていたのか」とただしました。

 菅氏は「承知していた」と答弁。「8日の財務省の対応は二重三重に国会をあざむくもの」「なぜ待ったをかけなかったのか」との田村氏の追及に、「政府として不確実なことを公表するわけにはいかなかった」と弁明しました。

 田村氏は、国会審議の大混乱を招いた財務省の対応と、黙認した菅氏の責任は重大だと指摘し、「総理答弁を含め、改ざんの理由を徹底究明すべきだ」と強調しました。


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