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2018年3月15日(木)

辺野古「控訴したい」

翁長知事 帰国後に最終決定

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(写真)那覇地裁判決を受けて控訴の考えを表明する沖縄県の翁長雄志知事=13日、米首都ワシントン(池田晋撮影)

 【ワシントン=池田晋】沖縄県の翁長雄志知事は13日、那覇地裁が辺野古工事差し止め訴訟で岩礁破砕許可を得ない工事は違法との県の訴えを却下したことを受け、「納得できるものではなく、控訴したい」と述べました。県主催のシンポジウム出席のため訪れているワシントン市内で記者団に語りました。控訴方針は帰国後、最終決定する考えです。

 知事は「本件の最大の問題点である漁業権に関する審理が全くなされないまま結審され、却下との判断が示されたことは残念だ」と指摘。同時に、「裁判所が審理対象ではないと判断したことは、許可権限を有する行政の責任において対応すべき案件であることが判示されたものだ」と述べ、新基地工事に伴う岩礁破砕行為の許可権限は引き続き、県にあるとの考えを示しました。

 また、知事は米西部サンフランシスコの連邦控訴裁判所(高裁)が地裁へ審理を差し戻した米ジュゴン訴訟について、「利害関係人として(原告と)しっかり意見交換しながらご一緒していきたい」と述べ、訴訟の利害関係人として表明する考えを示しました。


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