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2018年3月13日(火)

公文書改ざん 街の声は

“安倍首相に責任あり”

東京 商店街アンケート

 学校法人「森友学園」との国有地取引をめぐり、財務省が決裁文書の改ざんを認めた12日、本紙記者が東京都板橋区の「ハッピーロード大山商店街」で「安倍首相に責任は?」とシールアンケートを呼びかけました。アンケートに答えた市民の多くは安倍政権に不信を抱いた様子。「責任あるでしょ!」「すぐに辞めるべき」「10枚ぐらい貼りたい」などと口々に語りました。


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(写真)森友文書改ざん問題で安倍首相に責任あるか否かを尋ねたシールアンケート=12日、東京・大山ハッピーロード商店街

ずっとウソ 内閣総辞職が当たり前

福祉削り友達優遇 きちんと説明を

 アンケートの結果は、「ない」が5人、「分からない」が2人に対し、「ある」が45人に。「『ある』に貼って!」と声をかけて過ぎていく買い物客の姿もありました。

 「この問題は(安倍首相の妻)昭恵さんから始まっていると思う。それに安倍首相、麻生財務相、官僚たちに責任があるでしょう。昭恵さんの証人喚問は絶対に必要です」と買い物中の女性(78)は話します。「安倍さんは“丁寧に説明する”といいながらせず、佐川(宣寿・前国税庁長官)さんが辞めて終わりなんて納得できません。安倍さんも責任取って辞職すべきです」

 66歳の男性は「佐川さんの判断だけで上からの圧力なしに、あんなことできるはずがない。内閣総辞職も当たり前だよ」と怒りが収まりません。

 「安倍首相は何も説明しない」とシールを貼った女性(71)は「関わっていたら辞めると安倍首相は話していた。有言実行するべきだと思う」

 妻と買い物中の男性(83)も「安倍首相はずっとうそをついている。下に責任を押し付け、自分だけのうのうと続けている。自殺者まで出してしまった。責任を取るといったからには、責任を取りなさい」とぴしゃり。

 怒りは「森友」問題にとどまらず、社会保障切り捨てなどの安倍政権の政治姿勢にもおよびました。

 シンガポール在住の男性(58)は、同区で暮らす父親の介護で一時帰国しているといいます。「私たちが税金を払っても年金は減る、父親は特別養護老人ホームに入れないで国は何もしてくれない。それなのにお友達には国有地を格安で売ろうとする。昭恵さんを国会に出した方がいい。夫婦そろってちゃんと説明すべきだ」と憤りました。

 2歳、3歳、10歳の子どもを連れた女性(28)は「疑惑について聞かれると、すぐに怒って逆切れする安倍さんを見ていると、関わっているとしか思えない。うちは今年も保育園に落ちました。政治は一向に変わらない。もう違う人に(首相を)やってもらいたい」。

 「国民をばかにしている」「国会で徹底追及すべき」という声も寄せられました。

 責任が「ない」にシールを貼った人でも「安倍さんが文書改ざんに関わったかまだ分からない」と答える人も。


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