しんぶん赤旗

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2018年3月6日(火)

ホンダ再編 雇用守れ

塩川・梅村氏ら 埼玉労働局に措置要請

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(写真)申し入れ文を埼玉労働局の担当者に手渡す(右から)梅村、塩川、伊藤、柳下の各氏=5日、さいたま市

 日本共産党埼玉県委員会と党埼玉県議団は5日、埼玉労働局に対して連名で、本田技研工業(以下ホンダ)狭山工場再編問題と、労働契約法に基づく無期転換ルールに関する申し入れを行いました。

 申し入れは、▽再編問題の実態把握▽「雇用対策本部」の設置▽労働者や事業主への無期転換ルールの周知徹底と脱法行為防止への指導▽無期雇用転換に関する専門相談窓口の設置―などを求めています。

 埼玉労働局は実態把握について、工場側や狭山市と情報交換を行い昨年10月の報道と同じ内容は把握していると述べました。無期転換ルールの周知については、企業訪問時の説明やホームページなどで周知に努めると回答。相談窓口設置については、労働基準監督署内に総合労働相談コーナーを設置し、13日から無期転換ルール緊急相談ダイヤルを設置したと答えました。

 また申し入れでは、現場の元労働者が再編問題を受けての職場の状況を報告しました。

 申し入れには、日本共産党の塩川鉄也衆院議員、梅村さえこ参院比例予定候補・前衆院議員、伊藤岳参院埼玉選挙区予定候補、柳下礼子県議団団長が参加。塩川氏は「再編問題について、報道以上のことをホンダは出してこない。不誠実な態度だ」と批判。ホンダは雇用を維持できる体力があると述べ、「社会的責任を果たすべきだ」と話しました。


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