2018年2月28日(水)
核なき世界へ条約力に
ビキニデー国際交流会議開く
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アメリカによる太平洋マーシャル諸島・ビキニ環礁での水爆実験から64年。「3・1ビキニデー」諸行事が27日、静岡市で始まりました。初日の原水爆禁止日本協議会(日本原水協)全国集会の国際交流会議には、米国、フィリピン、韓国、マーシャル諸島共和国の海外代表を含む130人が参加。核兵器禁止条約を力に核兵器のない世界へ新たな運動を交流しました。
開会あいさつした日本原水協の沢田昭二代表理事は、禁止条約発効に向け「核保有国と同盟国を追い詰めていく」ことを強調し、「ヒバクシャ国際署名」の運動をさらに広げようと呼びかけました。
海外から4人、日本から1人の代表が報告しました。
アメリカの「平和・軍縮・共通安全保障キャンペーン」代表のジョゼフ・ガーソン氏は、トランプ政権のNPR(核態勢見直し)への反対運動を紹介。韓国の「キョレハナ平和研究センター」兼任研究員の李(イ)俊揆(ジュンキュ)氏は、「朝鮮半島の平和体制」をめざす上での反核平和運動の役割について発言しました。日本原水協事務局次長の土田弥生氏は、「禁止条約発効へ市民社会の出番だ」と述べました。
福岡県から初めて参加した青年(25)は「世界の人と力を合わせていくことが大事だと思った」と語りました。