2018年2月27日(火)
米軍機の飛行中止を
燃料タンク投棄問題 高橋氏が要求
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日本共産党の高橋千鶴子議員は26日、衆院予算委員会分科会で、米軍三沢基地所属のF16戦闘機のエンジンが炎上し、燃料タンク2本を小川原湖(青森県東北町)に投棄(20日)した問題について、残骸の回収を自衛隊に担わせる一方、事故の翌日には飛行再開した米軍の対応を批判し、休漁補償と飛行中止を求めました。
自衛隊が進めている残骸回収の進展状況について、防衛省の深山延暁(のぶあき)地方協力局長は、残骸回収が「本来米軍がやるべきもの」と認めた上で「全体の75%程度は回収できたとの米側の見解を聞いている」と説明しました。
高橋氏は、タンクが投下された東北町に謝罪をせず事故翌日に飛行を再開した米軍の対応に「厳しく抗議すべきだ」と指摘しました。深山氏は「今日、説明・謝罪などが行われると連絡を受けている」と答弁。飛行再開について「米軍から、事故の原因はエンジン火災を起こした当該機固有のものであり、他のF16戦闘機に影響を与えるものではないと説明を受けている」とし、飛行中止に言及しませんでした。
高橋氏は、F16の墜落や部品落下が1998年以降で10回にのぼっていることを挙げ、「住民の不安が募っている。飛行再開を認めない強い姿勢で臨むべきだ」と批判しました。