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日本共産党

2018年2月25日(日)

社会民主党全国大会での志位委員長のあいさつ

 24日に社会民主党が東京都内で開いた第16回定期全国大会で、日本共産党の志位和夫委員長が行ったあいさつは次の通りです。

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(写真)あいさつする志位和夫委員長=24日、東京都千代田区

 みなさん、こんにちは(「こんにちは」の声)。私は、日本共産党を代表して、社会民主党第16回全国大会に参加されたみなさんに、心からのお祝いと連帯のあいさつを申し上げます。

心通う連帯と協力の関係が大きく進んだ

 私は、2年前の社民党大会に、歴史上初めて、ご招待いただき(笑い、拍手)、ごあいさつする機会がございました。それに続きまして、昨年は、わが党の第27回党大会に、これも歴史上初めて(笑い)、吉田忠智党首を来賓としてお迎えし、心のこもった激励のごあいさつをいただきました。その時はちょうど、吉田党首の地元の大分で、社民党大分県連の旗びらきが行われていたとのことでありましたが、それを欠席して(笑い)、わが党の党大会にお越しいただいたというお話でありました。ありがとうございます。(拍手)

 そういう経緯もありまして、この2年間、全国どこでも、社民党のみなさんと、気持ちの良い、心の通う連帯と協力の関係が、大きく進んだと、私は、実感しています。私自身、参議院選挙、総選挙など、さまざまな選挙のさいに、全国のあちこちで、社民党の代表の方々と肩を並べて訴えてまいりました。そういう姿が当たり前になりつつあるのではないでしょうか。

 この2年間のこうした連帯と協力の関係の発展は、私たちにとっても大きな喜びですし、それがこの大会を契機にさらに発展することを心から願うものであります。(拍手)

市民と野党の共闘――困難や曲折を乗り越え一歩一歩前進

 さて、この2年間を振り返りますと、市民と野党の共闘の力で日本の政治を変える――この取り組みが、さまざまな困難や曲折を乗り越えて、一歩一歩前進してきたということが言えるのではないかと、私は考えております。

 2016年の参議院選挙では、全国32の1人区のすべてで、野党統一候補を実現し、11の選挙区で自民党を打ち破って勝利するという第一歩の成果をあげることができました。

 昨年の総選挙では、当時の民進党が希望の党への合流方針を決めるという、難しい問題がもちあがりました。しかしそのなかでも、社民党のみなさんは、揺るがず野党の選挙協力を推進するという立場をとられ、ただちに共産党と社民党の間で14都府県、27選挙区で選挙協力の合意を結ぶことができました。そのことが、共産党、立憲民主党、社民党などによる野党共闘態勢の再構築につながっていきました。

 社民党のみなさんが、難しい状況のもとでも、揺るがず野党共闘の大義の旗を掲げ続けたことは、日本の民主主義にとって大きな意義をもつものであり、私は、心からの敬意を申し上げたいと思います。(拍手)

19年参院選――本気の共闘の態勢をつくり、 自民党を打ち負かそう

 みなさん、この共闘の流れを、来年の参議院選挙でさらに大きく前進させようではありませんか。(「そうだ」の声、拍手)

 みなさんの大会議案書を拝見しますと、来年の参議院選挙においては、「32の1人区では引き続き候補者一本化(ギブ&テイク)を進める」と明記されております。

 大賛成であります(笑い、拍手)。「ギブ&テイク」を含めて、大賛成であります(笑い、拍手)。全国32の1人区のすべてで本気の共闘の態勢をつくりあげ、自民党を打ち負かそうではありませんか。(「そうだ」の声、大きな拍手)

憲法、 沖縄、 原発、格差と貧困、 働き方――共闘の発展を

 最後に、当面するたたかいでは、憲法、沖縄、原発、格差と貧困、そして働き方の問題など、あらゆる分野で市民と野党の共闘を大いに発展させたいと思います。

 まずは、データ捏造(ねつぞう)の「働き方改革」法案を断念に追い込むために、野党一丸になって頑張ろうではありませんか。(拍手)

 安倍政権による憲法9条改定を許さない――この一点で、「3000万人署名」を集め切り、揺るぎない国民的多数派をつくり、安倍首相が恐ろしくて憲法改定の国会発議ができないような状況に追い込んでいこうではありませんか。(拍手)

 みなさんの大会が大成功をおさめ、社会民主党が大きな発展をおさめることを心から願い、連帯のごあいさつといたします。ともに頑張りましょう。ありがとうございました。(大きな拍手)


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