2018年2月20日(火)
デモ参加者を「普通じゃない」
麻生財務相が暴言
麻生太郎財務相は19日午後の衆院予算委員会で、森友学園疑惑での虚偽答弁を批判されている佐川宣寿国税庁長官の罷免を求めるデモ(16日)の参加者について「街宣車まで持っている市民団体は珍しい。少々普通じゃない」と述べました。希望の党の柚木道義議員が、国民から怒りの声が上がっていることに「責任を感じないのか」と追及したのに対する答弁。
麻生財務相は「納税を粛々と果たされている方も大勢おられる」とも述べ、国政私物化疑惑の隠蔽(いんぺい)に怒る国民の声を軽視する姿勢を示しました。
デモの参加者を指して「一般の方々」と述べた柚木氏に対しては、「一般じゃない」とのヤジも飛びました。同氏はこれに抗議し、麻生財務相の答弁も「看過できない」と批判しました。
麻生財務相は午前中の質疑でも、立憲民主党の山崎誠議員に対しても「御党の主導で街宣車が財務省前でやっておられた事実は知っている」と答弁。同党の川内博史議員に「主導していない」と指摘され、答弁を訂正していました。