しんぶん赤旗

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日本共産党

2018年2月17日(土)

確定申告初日 全国で 1500人国税庁囲む

森友・加計 怒りの一揆

資料廃棄通用しない 佐川長官やめろ

 所得税の確定申告の受け付けが始まった16日、森友・加計疑惑に怒る市民らが、安倍晋三首相、麻生太郎財務相、佐川宣寿(のぶひさ)国税庁長官らに抗議する行動を全国でいっせいに起こしました。東京・霞が関では、「森友・加計問題の幕引きを許さない市民の会」の主催で、約1500人が国税庁を包囲。「納税者一揆」などのプラカードを掲げ、「資料を廃棄した」と国会で虚偽答弁した佐川長官の罷免などを求めました。集会後、銀座にむけてデモ行進をしました。


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(写真)「国民の財産をお友達に横流しするな」と抗議する人たち=16日、国税庁前

 包囲行動では、「国民の財産をお友達に横流しにするな」「ウソ・ごまかし・ふざけた国会答弁を許さない」などと書かれたプラカードを掲げた参加者が国税庁周辺を埋めました。会社員の男性(32)=埼玉県所沢市=は「以前は自営業でした。確定申告はとても厳しく、書類の不備なんて絶対通用しなかった」と憤りを語ります。

 オレンジ色の鮮やかな着物を着てデモに参加した女性(33)=東京都立川市=は、「国の不正には、声を上げ続けたい。声を上げなくなったら民主主義は終わる」と話しました。

 包囲行動には、日本共産党の宮本岳志衆院議員と辰巳孝太郎参院議員が参加。近畿財務局と森友学園の交渉の音声データを国会で暴露した宮本氏は、「まぎれもない口裏合わせだ。佐川長官の証人喚問が必要だ。大本には安倍首相と妻の昭恵さんの責任がある」と訴えました。立憲民主、民進、希望、社民、自由の各党の国会議員らもあいさつしました。


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