しんぶん赤旗

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日本共産党

2018年2月2日(金)

名護市長選 最後までの猛奮闘が勝敗決す

共産党が全国の支援訴え

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(写真)応援の青年らとともに訴える稲嶺ススム候補=1日、沖縄県名護市

 辺野古の米軍新基地建設反対を掲げる「オール沖縄」の稲嶺ススム候補(72)=現=と、新基地建設を強行する安倍政権丸抱えの自民党の候補との予断を許さぬ大接戦・大激戦となっている沖縄県名護市長選(4日投票)は1日、最後までの頑張りが勝敗を分ける最終盤の「三日攻防」に突入しました。

 稲嶺候補は翁長雄志知事の応援も受け、宣伝カーを市内の各地に走らせて訴えました。小学6年生の女の子から届いた手紙に「オスプレイが飛んでいない普通の暮らしのほうがいいです」と書かれていると紹介した稲嶺候補が「辺野古の海にも陸にも新たな基地を造らせない」と訴えると、稲嶺候補のイメージカラーの青いタオルを掲げて応援する女性の姿もありました。

 稲嶺候補と握手を交わした沖縄戦体験者の女性(86)は「新基地を造らせないと信念を貫く強さがある。平和な名護市を将来の世代に残したい」と期待を寄せました。

 一方、安倍政権は、国家権力総動員で企業・団体締め付けを強化し、自民候補を推薦する公明党・創価学会が全国動員で地域の集票活動の先頭に立ち、デマとごまかしの戦略で票を奪いにかかっています。

 1月31日には小泉進次郎自民党筆頭副幹事長が名護入りし、市内3カ所で遊説し、計約3000人を動員。総力戦で臨む自民党は「現地に関係企業・団体がある場合は訪問してほしい」と文書で呼びかけており、党関係者によると、現地入りした議員は100人を超えました。

 期日前投票が大幅に増え、市選挙管理委員会発表によると、1月31日までの期日前投票者数は、1万191人。前回市長選(2014年)の同時期は6562人で、3629人増となっており、投票者の5割を超える可能性があります。

 稲嶺候補が大激戦を勝ち抜けるかどうかは、投票箱のふたが閉まるまでの相手陣営を上回る猛奮闘にかかっています。日本共産党は全国に支援とボランティアを呼びかけています。


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