2018年2月1日(木)
稲嶺さんは基地拒否鮮明
名護市長選、支持拡大最後まで
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大激戦・大接戦の沖縄県名護市長選(4日投票)は終盤を迎え、投票先を迷っている人も多くいる中、辺野古の米軍新基地建設反対を貫く稲嶺ススム候補=現=の姿勢を語ることで支持の輪が広がっています。
業者と対話を重ねるのは自動車整備業の男性(51)。話題になるのは、米軍基地再編交付金です。「もらえるものはもらえばいい」という相手に男性は、新基地計画を受け入れた前市政が再編交付金をもらって始めた事業を例に、「効果は一時的、限定的なものだった。再編交付金で何でもできるわけではない」と説明。「再編交付金は、金で市民を牛耳ろうというもの。お金をもらえば、いくら被害を受けても基地問題について何も言えなくなってしまう」と話します。
女性(70)は、相手陣営の“保育料を無償化する”という話にひかれている人に、「基地ができれば被害ははかり知れない。あなたの子どもたちへの思いがすべて無駄になってしまいます。稲嶺さんなら基地のない安心な名護で子育てができます」と丁寧に語ります。
男性(67)は、「争点は基地を拒否する稲嶺さんか、基地を引き受ける人か。違いは鮮明です」と訴えます。「新基地ができればどうなるか。欠陥機オスプレイが飛び、いつ事故が起きるか分からない。そういった市民の安心・安全に関わることを語れない自民候補者には市長の資格はない」と断言します。
稲嶺陣営が対話したところに、すぐさま相手陣営が対話して回るという、一票一票を争う大接戦。「稲嶺ススム後援会」は、最後の最後まで対話し、支持を広げようとフル回転しています。