全国都道府県委員長会議
田村委員長の討論のまとめ
2025年3月14日
討論のまとめを行います。討論では、24人の都道府県委員長のみなさんが発言し、志位議長が中間発言を行いました。
党機関が自己分析的な議論を
3点述べます。まず一つは、志位議長が中間発言で、「活動の一大飛躍をどうつくるか」「三つの角度からの自己分析と教訓について発言してほしい」とよびかけましたが、この提起に応える率直な討論だったということです。
情勢を大局的にかつ攻勢的にとらえているか、弱点があれば克服する政治討議、政治指導がどうだったか――この点では、どの発言でも、自ら4中総決定や2月の幹部会決定を深く身につけ日々の政治指導に生かしていたか、機関会議で時間を取った情勢の議論ができていたかなど、自己分析が深められたと思います。福岡の真島副委員長は、活動の到達が目標水準に届いていない「焦りとモヤモヤを抱えてこの会議に参加したが、果たして、燃え立つような政治的大攻勢をかけていくという点で、県のイニシアチブはどうだったのか、ここが決定的だったのではないか」と発言されていましたが、こうした点を互いに自己分析して、直ちに指導と援助に生かしていくことが大切だと思います。
要求対話・要求アンケートの「おもしろさ」を伝え、実践を励ますイニシアチブという点では、経験は生まれている、手応えはある、しかし全党運動にしていくうえでの支部への指導や援助はどうだったのかという自己分析、また、なかなか足が踏み出せずにいた支部に機関役員が入って一緒に行動して、「次からは自分たちでできる」という支部の大きな変化が生まれている経験と教訓が発言されました。
党勢拡大で「実際に前進をつくりだす」党機関のイニシアチブという点では、到達を直視しつつ、読者拡大での1、2月の奮闘から何を教訓としているか、どうしたら世代的継承の取り組みを全党のものにできるか、党勢拡大での目標達成に向けた真剣な討論になったと思います。
ぜひ、それぞれの都道府県・地区委員会の機関会議でも、幹部会決議と志位議長の中間発言をよく読み、率直かつ自己分析的な議論を、時間をとって行うことを、まずよびかけるものです。機関が情勢のおもしろさと党の役割を深くつかみ、要求対話・要求アンケートと党勢拡大の目標をやり切る展望をしっかりと握ってこそ、熱気と活力を党にみなぎらせることができます。直ちに、時間をとった機関会議を行い、全支部・グループへの政治指導・援助に入りましょう。
目標達成の条件は大いに存在する
二つ目に、幹部会決議の第1章で述べている「大運動の目標達成の条件は大いに存在する」「目標達成は容易ではないが、確かな希望が生まれつつある」ということが、討論によって裏付けられたということです。
情勢論では、全国から寄せられた感想を見ても、自民党が危機的な状況にあり、悪あがきともいえる"延命戦略"をとっている、しかしそれは決してうまくいっていない、追い詰めているのは国民のたたかいとわが党の論戦・活動だという確信が、熱くつかまれています。
また、アメリカのトランプ大統領についても、「アメリカ帝国主義の"落日"が始まった」という、情勢の大局的なとらえ方が感動と衝撃をもって受け止められています。今日の情勢のもとで、私たち日本共産党の役割が本当にゆるぎないものであり、先駆性を発揮しているということを深い確信にして、熱く語っていこうではありませんか。
要求対話・要求アンケートの500万目標をやり切る条件・希望は、どうでしょうか。何よりも、今日の討論での経験の交流が、その条件・希望を示すものだったと思います。2月に行った幹部会では、まだこの取り組みは始まったばかりで、経験も端緒的なものでした。今日の会議では、全国どこでも要求対話・要求アンケートに踏み出したところで、この活動が支部を明るく元気にしている、全党・全支部運動にしていく鉱脈があるということが、確信を持って語られました。特に、若い世代とのつながりをどの支部でもつくることができることが、高校門前でのシール投票対話、軒並み訪問の経験などから示されたのではないでしょうか。幹部会決議では、四つの威力としてまとめましたが、討論で全体の確信になったと思います。
同時に、これを全支部・全党運動にしてこそ500万の目標が達成できる、そのためには、経験の交流ができていただろうかと、自己分析的に発言されたことは重要だったと思います。山口の吉田県委員長が、県党会議が「すごい発言の連続だった」と23人の発言集をつくり、地区や支部に経験を返して、大変歓迎されていると発言されました。この発言集をいただいて目を通しましたが、要求対話・要求アンケートの活動がどれほど支部を元気づけているか、活動の改革・刷新として生きた経験が生き生きと伝わってきます。やはり、実際の経験からおもしろさややりがいが伝わってこそ、「うちでもやってみよう」という励ましになると思います。支部の活動交流を大いに進めて、まさに全党運動へと広げていこうではありませんか。
党勢拡大での目標達成の条件・希望はどうでしょうか。到達からは、最も一大飛躍が求められていますが、何よりも実践に踏み出し、実際に前進をつくりだしていくことで、条件・希望が生まれるということが討論でも示されたと思います。大阪での若い世代の集い「ミーティング」の経験に学び、全都道府県で若い世代の「集い」、分野別の「集い」に挑戦することを、あらためてよびかけるものです。
大阪の駒井府委員長は、「世代的継承の取り組みを全党あげて」とよびかけても、地区委員長が忙しすぎてなかなか本気にならないという状況もあった、そこで志位議長を講師とする「ミーティング」(集い)を思い切って設定した、そして実践のなかで確かな希望、たくさんの宝が生まれている、と発言されました。「ミーティング」の成功のために、機関で繰り返し会議を行った。職場支部ではどうやって対象者に参加してもらうか、まず「食事会」でとことん話を聞いて、もっと話したいという関係をつくり、当日の参加そして入党もかちとった。ベテラン世代の党員も若い世代とのつながりをつくる努力をし、子どもや孫に参加してもらうなど、すべての支部の取り組みにと努力した。世代的継承を軸にした党勢拡大で、現状を突破できるという希望が、実践のなかでつくられていることが豊かに紹介されました。
また、発言のなかで、民青同盟の新歓拡大、大学門前などでの対話・加盟よびかけで、同盟員拡大が進んでいることが次々と紹介されました。自民党政治の「二つのゆがみ」を正面から訴えて、全国的にも昨年の1・3倍の加盟をかちとっていることは、私たちにとっても大きな希望です。
若い世代での「集い」、分野別「集い」、「入党のよびかけ」を1万人に渡して働きかける、こうした実践を機関のイニシアチブで具体化し、実践のなかで、大運動の目標達成へと向かっていこうではありませんか。
党機関の戦闘性が問われている
最後に3点目です。3月、4月、ただちに実践で変化をつくっていく、一日一日変化をつくっていくうえで、党機関の戦闘性が問われているということです。長野の鮎沢県委員長は、支部は要求対話で有権者の政治への怒りもつかんでいる、支部に正面から行動をよびかけると応えてくれる、「情勢から遅れているのは機関の側ではないか」「機関がワクワクして実践で突破しているか」という発言がありました。
4中総決定を討議して実践に足を踏み出せば、ここで前進できると支部は受け止めている。そして一人ひとりの党員の中にも入党の初心を生かす活動として「大運動」が受け止められている。新入党員教育を受けた新入党員が「共産党に入って本当によかった」と繰り返していたということも、発言で紹介されました。そういう一人ひとりの党員の初心をいまこそ引き出していく、「大運動」目標達成に向けた支部の熱気と活力をつくりだしていくことができるかどうか、まさに党機関の戦闘性、イニシアチブが問われているということを強調したいと思います。
この点で、「そういう役割を果たしたいがもどかしさがある。それだけの機関の体制が追い付いていない」という率直な発言がありました。秋田の藤本県委員長からも、県常任委員会の体制が弱まっているという困難が率直に語られましたが、同時に藤本県委員長が、「機関の強化がなぜ必要なのか、もっと思いをこめて熱く訴えて、機関の強化をやりたい」と前向きに発言されたことに、大変感動しました。中央としても相談にのりながら、ともに困難を打開したいと強く思いましたが、県委員長自ら、また機関役員が、熱量をもって党員のみなさんに働きかけることで困難を乗り越えていこうという決意、戦闘性をともに発揮していこうということを、あらためてよびかけたいと思います。
まさに一日一日が問われる日々が始まりました。今週から、私たち一人ひとりが戦闘性を発揮して、その実践で示していこうではありませんか。3、4月、「大運動」目標を必ず達成し、都議選・参院選挙への勝機をなんとしてもつかもうではありませんか。このことを心からよびかけて討論のまとめとします。ともに全力を尽くして頑張りぬきましょう。