サポートマニュアル【PDF】

声をあげればかえられる
勇気をだして実現しました

●当解雇したバイト先から和解金40万円！
ＢＯＯＫ・ＯＦＦ（東京･品川）

仲間と喜ぶ

　中古書チェーン「BOOK・OFF」大井町店で、勤務時間外だったのに「店長に無断で、同僚の送別会をした」といって、高橋さんはじめ11名のアルバイト店員が解雇された。会社側は、高橋さんを2時間ちかく店長室に閉じこめ、強制的に退職届を書かせて「自主退職」としてきた。納得のいかない高橋さんは、仲間といっしょに労働組合をたずね、紹介された首都圏青年ユニオンに加入。本社との団体交渉をおこない、強制的に退職届を書かせたことは「不適切だった」と、謝罪と賃金の2カ月相当分40万円を支払わせた。

●バイトにも有給休暇、残業代
飲食チェーン プロント

　昼はカフェ､夜はバーとして営業する「ＰＲＯＮＴＯ」。渋谷店で働いていた十数人のアルバイターが、勤務を減らすなどの嫌がらせにあっていた。労働組合に相談したことをきっかけに、「全アルバイトの有給休暇消化を促進」「不払い残業代や未消化の有休の買取など解決金支給」「閉鎖店舗のアルバイトの雇用を継続」「雇用保険加入」など、会社と協定を結び、同社で働く１２００人が対象に。

高橋さん

●保育環境の改善求めたら解雇。
組合をつくって撤回させた
神戸・保育所

　高橋美里さんは、西日本初の株式会社の保育園で一年契約で働いていた。絵本やおもちゃが足りず、園長に改善を訴えても変わらず、1年半で２２人が退職。同僚とともに労働組合をつくったら3人が雇い止めに。まわりの人たちに支援を訴え、園と交渉。裁判に踏み切ったとたん３人そろって復帰でき、子どもたちも大喜び。

●求職中のあなたへ 　仕事がない─いま、青年の失業率は９％とほかの世代に比べて倍近い。大学を卒業しても就職できるのは６割。いまや青年の４割以上がアルバイトやパート、派遣だ。大もうけしている大企業が、正規雇用を減らし、派遣やパートに置き換えているからだ。憲法には、「働く権利」が明記されているのに、国の青年雇用対策費は、ＧＤＰ（国内総生産）比で、ドイツの２６分の１、イギリスの５０分の１、フランスの１３３分の１というお粗末なもの。 　仕事がみつからないのはあなたのせいじゃない。

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