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日本共産党

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赤旗

質問への回答

 田平まゆみ氏(前富田林市議)から、富田林市議選(2023年4月)の対応について、質問が寄せられました。
 党中央が、「検討すべき問題があると判断」し、「現地党機関に方針の是正を提起した内容」の回答を掲載します。

2023年9月20日 日本共産党中央委員会書記局


田平まゆみ 様

2023年8月29日 日本共産党中央委員会書記局

 田平さんからの志位和夫委員長宛「文書回答を求める質問書」への回答が遅れたことに対してお詫びいたします。
 この間、党中央・常任幹部会として富田林市議選の対応について調査・検討してきました。
 そのうえに立って回答いたします。

(1) 調査の結果、富田林市議選の対応には検討すべき問題があると判断しました。
 その中心的内容は、大きくいって次の点です。
 ひとつは、岡田英樹氏が自らの行為である田平さんへのハラスメントについてどういう態度をとったかということです。
 岡田氏による田平さんへのハラスメントはあった――これは、本年2月27日に大阪府常任委員会が田平さんに回答したとおり明確です。岡田氏もハラスメントを認めて田平さんに謝罪しました。しかし、田平さんへのハラスメントをいったんは認めた岡田氏は、離党し無所属立候補に向けて態度を翻し「パワハラは虚偽」と言い出しました。これは、岡田氏が田平氏へのハラスメントを反省していないことを如実に示すものです。
 ふたつは、こうした岡田氏に対して、府・地区委員会が「地区委員の解任」「警告処分」「離党を認める」という態度をとり、岡田氏の離党・無所属立候補の道を開いたことです。岡田氏への対応は、ハラスメント行為をおこなったうえ、離党表明している以上、党規約に照らしてもっと厳しい対応が求められたと考えています。しかも、選挙戦では、「岡田さんを支援する党員を止めないし、処分もしない」という方針がとられたことです。
 これは、ハラスメントを反省していない岡田氏に対して、党規約を踏まえた原則的な対応をせずに離党・無所属立候補に道を開いたという点で、党の方針に照らしてまったく間違ったものでした。
 さらに、こうした一連の問題に現地で活動していた中央の関係者が関わったことも誤りでした。

(2)こうしたことから党中央・常任幹部会は、大阪府常任委員会、河南地区常任委員会に誤りを指摘し、方針の是正を提起しました。この提起を受け、大阪府常任委員会、河南地区常任委員会は、市議選対応を自己検討し反省を明らかにして方針の是正に努力しているところです。
 党中央としても、誤った対応に中央の関係者がかかわったことを深く反省しています。
●今回の問題の根本には、ハラスメント問題に対する認識の甘さがあると考えています。
 わが党は、第28回党大会でジェンダー平等について議論して党綱領に位置づけました。それと深くかかわって、「第28回党大会・第2決議」で「市民道徳と社会的道義を守ることを規約で掲げている党として、その努力をいっそう強め、個人の尊厳とジェンダー平等などの社会的・国際的到達点を学び、あらゆるハラスメントを根絶する」ことを決めました。今年6月の第8回中央委員会総会では、「ジェンダー平等、ハラスメント根絶を党活動のなかでも重視する」「ハラスメントが起こったときには、事実と党規約にもとづいて、真摯に解決に向き合うことが求められます」と決定しました。
 この立場で、努力を続ける決意です。

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