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市民 輝く 東京・狛江矢野ゆたか市長の2期8年間 (1)子育て一番 子ども生き生き |
(1)子育て一番 子ども生き生き
(2)高齢者・障害者にやさしく
(3)便利で安全、緑ゆたか
(4)参加と協働、ガラス張り
(5)財政再建と住民サービス両立
矢野狛江市長と交流する、お母さんと子供たち |
「子どもの医療費無料化の対象が広がり、安心して医者にかかれて助かります。10月から夜間小児救急医療も始まるそうですね。保育園のゼロ歳児室へのクーラーの設置もそうですが、矢野市長は親の声に耳を傾け、よくやってくれていると思います」。働きながら同市和泉本町で四歳の息子を育てる、横地あずささん(33)は、子どもの顔を見てにっこりとほほえみました。
矢野ゆたか市長は、就任以来、次代を担う子どもたちが健やかに成長できる「子育て一番」のまちづくりを進め、さまざまな施策を展開してきました。日本経済新聞が行っている全国自治体調査(02年度)で同市は、同規模自治体の少子化対策で第3位にランク。少子化傾向にストップがかかった都内4市の中にも入りました。
子どもの医療費無料化制度の拡充は、都内の他市と比べても、目をみはるものがあります。前市政時代は市民、議会からの拡充の要望を無視し、都制度と同じ所得制限つきで、3歳未満児までが無料化の対象でした。矢野市政になると市独自に所得制限の緩和や対象年齢の引き上げを毎年実施。4年前には対象年齢は小学校入学前まで広がり、多摩でトップの制度にまで前進しました。
その後も所得制限を毎年緩和し、今年10月からは五歳未満児までなくなり、入学前までの子どもの83%が対象となります。
小児科の医院の減少は、親の不安を大きくし、社会問題にもなっています。夜間の診療体制ともなれば、なおさらです。狛江市では、子育て世代の強い願いにこたえ、これまで市内になかった夜間の小児初期救急診療を実現します。
同市和泉本町にある東京慈恵会医科大学付属第三病院に10月から設置するもので、隣接する調布市と共同で実施します。受け付けは、月曜から金曜の夜7時から同10時。同病院の小児科医に加え、狛江、調布の両市医師会の小児科医の協力を得ます。都の補助を受けて小児初期救急診療を行うのは、多摩地域(都内市町村)では2番目で、複数の自治体が協力して実施するのは初めてです。
市内で1歳3カ月の子どもを育てる三浦香さん(30)は、「夜に高熱を突然出されると、どうしていいかわからないほどびっくりしてしまいます。そういうときに、すぐに駆けつけることができる小児救急があると、とても安心ですね」と喜びます。
また、前市政時代には、職員や保護者の強い要望にもかかわらず、市立保育園の保育室にクーラーがなく、夏には40度以上にもなることがありました。8年前の矢野市長誕生直後にも、「何とかしてほしい」という要望が寄せられました。矢野市政は解決に力をつくし、まずゼロ歳児の保育室にクーラーを設置。その後も拡充を続け、03年には全保育室へのクーラー設置が完了しました。
学童保育所設置も、働く父母の切実な願いにこたえ、新たに猪方前原、上和泉分室、小学生クラブ(岩戸児童センター)の3カ所を設置。小学校数に対する設置率は、前市政の多摩23位から第2位へと大きく前進しました。
教育の充実にも力を入れています。中でも、都内で2番目となる市立小中学校図書館への司書資格をもつ専任職員の配置は、学校の先生が、「司書さんが本を整理し、いろいろな本を紹介してくれるので、子どもたちが本をよく読むようになった」と話すように、先生や子どもたちにとても喜ばれています。
98年から段階的に配置を進め、00年には全校への配置を完了。現在は市立図書館とパソコンで結び、読みたい本が学校に配達されるようになり、さらに学校図書館間のネットワーク化の準備も進めています。
東京都狛江市では8年前、現職市長がバカラとばくに熱中し、多額の借金に追われて辞職・失そうするという前代未聞の不祥事が起きました。市政への信頼は、地に落ちました。 当時の狛江市政は、大型土木事業を集中して行い、借金を急増させる一方、福祉やくらしは他市と比べても遅れ、置き去りの状況でした。「まともな市政に変えたい」と願う幅広い市民が団結して、当時、日本共産党市議だった矢野ゆたかさんを推し、当選を果たしました。1996年7月のことです。
矢野市長は1期目から、市民参加で清潔・公正、開かれた市政を大きく進め、前市政の無責任な借金倍増の流れを止めながら、福祉やくらしなど、どの分野でも大きな前進を築きました。
2000年6月に行われた前回市長選では、市民不在の前市政の復活を狙う自民、公明など野党勢力が、矢野市長の再選を阻もうと、候補を一本化。卑劣な反共攻撃に終始する異常な選挙戦になりました。しかし、幅広い市民が「いいものはいい」と立ち上がり、矢野市長は前回票を倍加し再選。市民の良識が示されました。
今度の市長選でも、矢野市長の3選阻止に執念を燃やす野党の自民、公明、民主、生活者ネットは、元狛江市議の民主党女性都議(離党を表明)を候補にかつぎ、「無党派市民市長」対「共産党員市長」という偽りの対決を演出して、無党派や女性層への支持を広げようと必死の動きを見せ、激しいたたかいになっています。
矢野市長を推す「豊かな狛江をつくる市民の会」は、市民とともに野党勢力の妨害をはねのけ前進させてきた、矢野市政2期8年間の豊かな実績と3期目のビジョンを市民に知らせ、「矢野市政3期目の実現でこそ、市民本位の市政の流れをさらに進めることができます」と訴えています。
矢野市政2期8年間の歩み | |
96年6月
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前市長が辞職・失そう |
7月
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矢野氏が幅広い市民に推され立候補し、保守系2候補らを破り初当選 |
97年3月
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野党が97年度予算案を否決。市民が「予算通せ」の大運動に立ち上がる |
4月
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97年度予算が成立 |
99年3月
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市民参加で建設した「とんぼ池公園」が開園。その後、住民参加で管理 |
00年4月
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低所得者への保険料・利用料の減免をもりこんで介護保険をスタート |
4月
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ガラス張りの市政を推進する情報公開条例を制定 |
6月
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自民、民主、公明推薦候補らを前回票を倍加して破り再選 |
10月
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乳幼児医療費無料化を就学前まで拡大 |
01年2月
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市民参加で都市計画マスタープラン作成 |
7月
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市民との協働を専門に担当する市民協働課を設置 |
02年4月
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市内2つ目の特別養護老人ホーム完成 |
03年4月
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市民参加と協働の基本条例施行 |
10月
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市民、行政、業者とが協働でまちづくりを推進する「まちづくり条例」施行 |
10月
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乳幼児医療費無料化の所得制限を1歳緩和し、対象を4歳未満のすべての子どもに拡大 |
04年3月
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2期目のしめくくりとなる04年度予算が成立 |
東京都狛江市
市の東側は世田谷区に接し、小田急線新宿駅から同狛江駅まで電車で約25分。南北を野川と多摩川に挟まれ、水と緑の豊かな住宅都市です。面積は市として全国で3番目に狭く、人口は約7万7千人。
(2004年6月21日(月)「しんぶん赤旗」より)