2009年6月24日(水)「しんぶん赤旗」
参院の有志議員は23日、臓器移植法の改正にあたり「子どもの脳死臨調」設置を求める法案(子どもの脳死臨調設置法案)を参院に提出しました。日本共産党をはじめ民主、社民、国民新、無所属を含む52人が発議・賛同議員となりました。
今回の法案は、「脳死は人の死」と一律に規定して家族の合意のみで提供できるなどとした臓器移植法改正A案(18日に衆院可決し、参院に送付)への対案として提出されました。
子どもの脳死基準については専門家の間でも議論が分かれ、問題点が指摘されていることから、▽子どもの脳死判定基準や自己決定権のあり方などを検討する臨時調査会(「子どもの脳死臨調」)を内閣府に設置し1年かけて検討する▽組織移植、生体移植についても1年をめどに検討する―などを柱にしました。 →続きを読む