2018年1月31日(水)
地域活性化 住民と共に
名護市長選 稲嶺候補演説会に熱気
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大激戦の沖縄県名護市長選(2月4日投票)で稲嶺ススム候補の支持を大きく広げようと29日夜、市内の屋部(やぶ)地区で演説会が開かれました。各集落の住民が誘い合って参加し、開会時には立ち見も出る盛況となりました。
同地区出身の故・岸本建男元市長について触れた稲嶺候補は「新基地を造らせない思いで命を削って抵抗した岸本さんは、今の私と内面的に通じるものがある。子や孫の未来を守ることが私たちの責任。その思いを皆さんと共有したい」と述べ「住民と行政が一緒に汗をかいて地域活性化を」と呼びかけました。
市議補選のアシトミ浩候補が「稲嶺市長がいる限り、新基地建設を進めることはできない。稲嶺市長を議会で支え、政府と徹底的に対決する。名護の未来は私たちが決めよう」と訴えると「そうだ」と声援が飛びました。
65票差で南城市長選を勝ち抜いた瑞慶覧長敏(ずけらん・ちょうびん)新市長は「(南城市では)投票箱が閉まる5分前まで棄権防止の電話を掛けていた人も。最後の最後まで頑張りましょう」と激励。両親が名護市出身の翁長雄志知事の妻、樹子(みきこ)さんは「辺野古の新基地に100機のオスプレイが配備されると、住民が暮らせない土地になる。どんなに複雑な思いがあっても、私たちがノーを言わなければいけない」と強調しました。
参加した女性(78)は「新基地建設を強行する政府と正面から対決する(稲嶺候補の)決意に、気持ちが高まった。投票日まで寸暇を惜しんで頑張りたい」と語りました。