2018年1月29日(月)
勝利で新基地止める
辺野古 座り込み者も海上抗議チームも
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28日告示された沖縄県名護市長選(2月4日投票)で、米軍新基地を造らせないと地元でたたかい続けてきた住民や、辺野古・大浦湾の海上現場でたたかう抗議船・カヌーチームのメンバーも、新基地反対を貫く稲嶺ススム市長、アシトミ浩市議補選候補の勝利のために立ち上がっています。
新基地建設の地元、辺野古区。稲嶺市長と翁長雄志知事、アシトミ候補がそろい踏みし、勝利を訴えました。そこには「金より子ども未来を守る」との手書きの紙が翻ります。
自然体験のツアーガイドのかたわら、抗議船船長を務める仲宗根和成さん(38)は、宣伝車の運転手を務めます。「安倍政権が民意を無視し強権的に工事をする中、みんなが必死にあきらめず頑張っている。新基地を止める政治的な解決に向け、稲嶺さん、アシトミさん2人とも必ず勝って、沖縄から本当の民主主義を発信したい」
1週間の半分はカヌーで海上抗議をしている男性(48)は「歴史的に重要な選挙」と、いまはカヌーをおりて選挙に取り組んでいます。「市長や知事の行政権限が新基地建設に立ちはだかっている。現場の私たちもできることを何でもして、勝つことだけを考えている」
辺野古の浜のテントでアシトミ候補とともに座り込みをしてきた男性(45)は「政治を動かして新基地建設を止める最後の段階。何としても勝たせたい」と述べ、こう力を込めました。「先輩たちから受け継いできた勝つ方法は、あきらめないこと。市民・県民は誰も、あきらめていませんよ」
同じく新基地の地元となる久志区の男性(69)は、自民党の松本文明内閣府副大臣(26日辞任)の「それで何人死んだんだ」との暴言に「沖縄の人を何人殺せば気が済むのか」と怒ります。「米軍普天間基地がこっちに来て、危険じゃないわけがない。子どもたちの被害は計り知れない。普天間はつぶしてアメリカに持ち返らせた方が子どものためにも経済発展のためにもなる」