2018年1月28日(日)
暴言ヤジ・松本副大臣の辞任
「赤旗」報道で官邸動く
松本文明内閣府副大臣が沖縄県での相次ぐ米軍機事故をめぐって「それで何人死んだんだ」との暴言ヤジを飛ばして辞任した問題について、地元紙・琉球新報は27日付1面トップで報じるとともに、暴言ヤジの「しんぶん赤旗」の報道を機に官邸が松本氏の辞任へと動いたことを伝えています。
同紙は、25日の衆院本会議で松本氏が暴言ヤジを放った後も26日午後まで松本氏が新年会に参加するなど辞任を否定していたとしたうえで、「辞表提出前に発言を報じていたのは赤旗だった。その後、各社が報道する動きを察知した官邸が即座に動いた」と、安倍政権が名護市長選への影響を恐れて松本氏の「トカゲのしっぽ切り」に踏み切ったと報じています。
実際、松本氏が辞表を提出したのは、日本共産党の小池晃書記局長が26日午後の記者会見で、松本氏のヤジについて沖縄県民の感情を逆なでする「許しがたい、言語道断の暴言だ」と厳しく批判した直後でした。
沖縄タイムスも27日付1面で松本氏の暴言ヤジと辞任を報道。「開いた口が塞がらない。まるで問題を起こした米軍よりも県民を責めるような口ぶりである」(社説)と批判しています。