2018年1月24日(水)
名護市長選で総決起大会
沖縄県名護市の21世紀の森屋内運動場で23日に行われた「稲嶺ススム必勝総決起大会」での翁長雄志知事、稲嶺市長の訴えを紹介します。
子どものため新基地造らせない
稲嶺氏
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今回は3期目になりますが、1期目、2期目とも多くの公約を掲げ、そして多くの与党議員をはじめ市民の協力を得てほぼ100%近い公約を実現しました。
3期とも選挙政策の柱には子どもを中心に据えています。それはなぜか。私たちの役割は子どもたちに元気で健やかで安心安全な平和な街をつくってあげる。それが子どもたちのため。子どもを大切にするのがおとなの責務だからです。
辺野古に新しい基地を造らせない、安全で平和な街をつくること、それが子どもたちの未来につながるからです。公約達成の通信簿、ほとんど5ですが、まだ5をもらっていないのが辺野古の問題です。5をもらえるように3期目しっかりやりたい。
辺野古の問題20年が過ぎましたが、20年間以上、対立と分断、そういう重たい課題を背負ってきました。しかし、相手候補は辺野古のへの字も出てきません。裁判の行方を見守るとか、こんなふうに人ごとみたいに言っている。これが名護市を背負っていこうという人のいうことでしょうか。政策論争なり正々堂々と論陣を張り、きちんと有権者の審判を受ける。これが選挙じゃないでしょうか。
辺野古に新基地に造らせて再編交付金で街づくりをするというなら堂々と言えばいい。
私は再編交付金がなくても予算も基金も含めて名護市の財政は県内の自治体の中でも上位に入る安定した財政を築いております。再編交付金がなくてもできるんです。そうであるなら、わざわざあんな危ないものもってこなくていいじゃないか。
県がやんばる名護市にいろんな事業を、メニューを考えている。県とも協力しながら名護市の子どもたち、そして20年、30年、50年先の名護市を見据えた設計書をつくり、市民と一緒に汗をかきながら一緒に歩く。そういう政治をこれからもやっていきたい。政府の言いなりになる人を絶対に許してはいけない。
ウチナーンチュが自分の足でつくる街、一緒につくりましょう。
誇りと尊厳守る稲嶺氏と頑張ろう
翁長知事あいさつ
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はいさい。今度の選挙、負けてはなりませんよ。沖縄県と名護市の誇りと尊厳のために頑張りましょうね。今度の選挙は沖縄県、名護市、北部地域の命運がかかっています。
稲嶺さんは2期8年、市民とスクラムを組んで立派な名護市をつくってきました。中学卒業までの入院・通院の無料化は県内11市の中で名護市が一番目にやったのです。稲嶺さんから強い訴えがあった北部基幹病院は、今年から着実に実現に向けて歩んでまいります。
沖縄県と名護市が一緒になって新辺野古基地は絶対に造らせない。これを何としても実現しないといけない。米軍基地は沖縄県経済発展の最大の阻害要因です。あの美しい辺野古の海を埋め立ててオスプレイが100機も来る。今でさえ、高江にも安部にも墜落や不時着・炎上を繰り返しています。こんなことが起きたら、やんばるの森を世界遺産に登録しても、観光資源として成り立ちません。たった200メートルの道路を基地と引きかえにしてはなりません。
私たちはいま、子や孫たちに勇気と誇りを与えるために生きています。経済でも基地問題でも、稲嶺ススム市長と一緒になって頑張ります。南城市のように、この名護市で堂々と勝利させましょう。