2018年1月17日(水)
保育園父母会が署名行動 沖縄・宜野湾
米軍ヘリから子ども守ろう
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米軍ヘリの部品とみられる落下事故があった沖縄県宜野湾市の緑ケ丘保育園の父母会は16日、子どもたちを守ろうと初めて街頭に出ての署名を始めました。この日は宜野湾市役所前で呼びかけました。今後、月曜と金曜の毎週2回行っていきます。
「子ども達を守るための署名」は、事故の原因究明および再発防止、原因究明までの飛行禁止、普天間基地に離着陸する米軍ヘリの保育園上空の飛行禁止を米軍や国などに求めるもの。10万人の署名を目指しています。
父母会会長の宮城智子さんは「二度と同じことがあってはならないとの思いです」と語ります。神谷武宏園長は「子どもたちの中には、小さな音でも目を覚ますようになった子も、寝つきが悪くなった子もいます」と顔をくもらせます。
署名に応じた30代の市内在住の夫婦は「自宅が滑走路の近くなので、会話が聞こえなくなるのは日常のこと。毎日が迷惑です」と話します。孫が普天間第二小学校に通う60代の女性は「孫は学校で野球をやりたかったのに、運動場に窓枠が落下するのを見て、恐ろしくなってバスケットをやるようになりました。思いっきり運動場で遊ばせたいです」と話します。
5歳の子がいる女性(39)は「飛行ルートが変わらない限りずっと心配」と話し、保育園厨房(ちゅうぼう)で働く女性(62)は「人ごとではありません。どこにこの気持ちをぶつけたらいいのか、とても歯がゆい」と話しました。