2018年1月16日(火)
民進・希望統一会派は「筋通らない」
小池氏が会見で批判
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日本共産党の小池晃書記局長は15日、国会内で記者会見し、民進党と希望の党が同日、衆参両院で統一会派を結成する方針を確認したことについて、「まったく筋が通らない」と厳しく指摘しました。
民進、希望両党は、基本政策に関する合意文書を交わし、安保法制=戦争法について「違憲と指摘される部分の削除を含め、必要な見直しを行う」としました。
小池氏はこれについて「玉虫色といわれているが、それどころかまったくの骨抜きだ。民進党とは、わが党も含めた野党間で、安保法制の廃止と集団的自衛権行使容認の閣議決定の撤回を、党首が何度も合意してきた」と強調。「民進党が希望の党と統一会派を組むことは、この間の党首合意に背くものだ」と批判しました。
さらに小池氏は、民進党の参院議員には、2016年の選挙で野党統一候補として当選した議員が8人、衆院議員には、17年総選挙で“希望の党にはいかない”と表明や約束をした議員が8人いると指摘。「17年総選挙では、そうした表明等をし、市民連合などの応援も受けて、わが党も候補者を降ろしてたたかった経過がある。衆参の16人は、統一会派に加わるとなると有権者との関係でも、裏切りということになるのではないか」と述べました。
統一・共闘の16人
日本共産党の小池晃書記局長が15日の会見で指摘した、衆参各8人の野党統一や市民と野党の共闘で当選した民進党議員(会派所属のみを含む)各氏は次の通りです。(敬称略)
◆野党統一候補として当選した民進党参院議員
青森 田名部匡代
宮城 桜井充
山形 舟山康江
福島 増子輝彦
山梨 宮沢由佳
長野 杉尾秀哉
三重 芝博一
大分 足立信也
◆市民と野党の共闘で当選した民進党籍の衆院議員
宮城5区 安住淳
福島1区 金子恵美
栃木2区 福田昭夫
新潟3区 黒岩宇洋
長野1区 篠原孝
三重2区 中川正春
大阪11区 平野博文
佐賀1区 原口一博