2018年1月7日(日)
新基地阻止へ勝利を
今年初県民大行動 稲嶺市長あいさつ
沖縄・名護
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沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設を止めようと、「オール沖縄会議」が毎月第1土曜日に呼びかけている今年初めての県民大行動が6日、米軍キャンプ・シュワブゲート前で行われました。
結集した約600人は、“新基地を断念させるには、28日告示の名護市長選(2月4日投票)に勝たなければ何も始まらない”と口々に訴え、稲嶺ススム市長を勝利させようと力を込めました。
万雷の拍手に迎えられあいさつに立った稲嶺市長は「米軍ヘリやオスプレイが落ち、米軍機の部品も保育園や小学校の運動場に落ちてくる状況をいつまでも許すわけにはいかない。2018年はそれらをゼロにしたい」と抱負を述べ、「座り込みをし、船やカヌーを繰り出して頑張っている仲間と同じように行動で示し、辺野古新基地を止めるため市長選勝利をつかむ」と気迫を込めました。参加者からは指笛とともに「ススムコール」が湧き起こりました。
「オール沖縄会議」共同代表の高良鉄美琉球大学大学院教授は「いくら安倍政権が強権をふるおうと絶対に負けない」と強調。ヘリ基地反対協の仲本興真事務局長は「市長と知事の権限で、いま行われている作業は止まらざるをえない。だからこそ市長選にどうしても勝利しなければならない」と訴えました。
保守・中道の政策集団「新しい風・にぬふぁぶし」の眞栄田絵麻宜野座村議は、名護市長選勝利に向け、事務所を構えて取り組んでいるとし「心ひとつに市長を勝たせよう」と呼びかけました。