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2018年1月6日(土)

米韓演習 五輪中は延期

米大統領、南北対話「良い事」 両首脳合意

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 【ワシントン=池田晋】トランプ米大統領と韓国の文在寅大統領は4日、電話で会談し、2〜3月の平昌冬季五輪パラリンピック期間中の米韓合同軍事演習を延期することで合意しました。ホワイトハウスと韓国政府がそれぞれ発表しました。トランプ氏は同日のツイッターで、南北対話について「良い事だ」と投稿し、一定評価する考えも示しました。

 ホワイトハウス側の発表によると、演習の延期は五輪中の「安全確保」に専念するとの理由から。北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長は「新年の辞」の中で演習の中止を改めて求めており、文大統領は五輪に合わせた緊張緩和措置として、米側に演習の延期を提起していました。

 マティス米国防長官は同日、演習を「(冬季五輪に続く)パラリンピック後のいずれかの時点で開始する」と記者団に述べ、北朝鮮の求めを受けた政治的判断との見方は否定。北朝鮮が対話姿勢を示しているのは、国連安保理の制裁効果の表れとの見方を示しました。

 平昌五輪は2月9〜25日、平昌パラリンピックは3月9〜18日の日程で開かれます。

 一方、米韓首脳は会談で、「北朝鮮に最大限の圧力を継続し、過去の失敗を繰り返さない」ことでも一致。韓国側の発表によると、トランプ氏は必要であれば南北対話に協力する姿勢を示し、「米国は文大統領を100%支持する」と表明。五輪の機会にハイレベルの政府代表団を送ることも伝えました。


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