2017年12月27日(水)
歯止めなき大軍拡 許さない
小池氏
日本共産党の小池晃書記局長は26日の記者会見で、政府が海上自衛隊最大の護衛艦「いずも」を、短距離離陸・垂直着陸が可能な米軍F35Bステルス戦闘機を搭載できる空母に改修する方向で検討に入ったとの報道(「読売」26日付朝刊)について問われ、「これまで政府が『憲法上許されない』と明言してきた攻撃型空母の保有に踏み出すものだ。米軍と肩を並べて戦争に突き進む大軍拡の道は絶対に許さない」と表明しました。
小池氏は、防衛省幹部が「防御目的で活用すれば、『攻撃型空母』にはあたらない」としていることについて「いったん保有すれば、攻撃のために活用できる」と指摘。小野寺五典防衛相が同日、空母保有や航空自衛隊へのF35B導入の「具体的な検討は現在行っていない」と述べたことについても、「『敵基地攻撃能力の保有』を検討してきた政府だけに、それを可能とする空母保有を検討している可能性はありうる」と述べ、「従来、“自衛のための最小限度を超えることになるから憲法上許されない”としてきた攻撃型空母の保有に踏み出すことになる」と批判しました。
さらに、安倍政権が長距離巡航ミサイルを導入しようとしていることや、空母保有を来年といわれる防衛計画大綱見直しに盛り込むとの観測に触れ「まさに歯止めなき軍拡の道を進みつつある。米軍と肩を並べて海外に打って出て戦争に突き進むような大軍拡は絶対に許さないという立場で臨む」と述べました。