2017年12月17日(日)
まるで実戦 不安の声
日米訓練 仁比参院議員らに住民訴え
熊本
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熊本県の陸上自衛隊大矢野原(おおやのはら)演習場(山都=やまと=町)や同高遊原(たかゆうばる)分屯地(益城=ましき=町)を使用し、8日から行われている、オスプレイの夜間飛行も伴う日米共同訓練をめぐって、日本共産党の仁比聡平参院議員らが16日、山都町長や役場担当職員らと意見交換を行い、その後、地元住民の造った監視小屋から大矢野原演習場を視察しました。
仁比議員は意見交換で「今回の演習は実戦さながらの訓練。戦場と見立てて、自衛隊と一体に演習する。訓練の内容そのものに住民は不安を抱いているのではないか」と投げかけました。山都町の梅田穰(ゆたか)町長は「住民の安全・安心のためにも町から要望書を出している。大矢野原周辺の問題ではなく、九州、全国のみんなの問題にしていかなければならない」と訴えました。
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仁比議員は演習場を視察した後、監視小屋にいる人たちと懇談し「命を守る思いをみんなのものにしていくことが大事だ」と話しました。
地元住民でもある平和委員会の松本泰尚会長は「国会で議論されないまま防衛装備を増やしていっているのがものすごく不安」と力を込めました。
松岡勝・党県委員会書記長、山本伸裕県議、甲佐町の佐野安春町議や益城町の甲斐康之前町議、山都町の西田由未子町議(無所属)も同行しました。