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2017年12月14日(木)

何が「負担軽減」だ

米機落下物 沖縄 怒り沸点

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(写真)窓落下事故に抗議のシュプレヒコールをする人たち=13日、沖縄県宜野湾市

 普天間第二小学校に米軍ヘリから窓が落ちた問題で13日、沖縄県宜野湾市役所前で緊急の抗議集会が開かれました。300人を超える人たちが「怒りは限界を超えた」と声を張り上げました。

 オール沖縄の桃原功宜野湾市議は空から物体が落下し、陸上では米兵による飲酒運転死亡事故が起きることを念頭に「私たちは空も陸も危険にさらされている。安息の日はいつ来るのか。事故を起こしてもヘリが飛んでいる。何が『負担軽減』だ。『綱紀粛正』だ。もうこれ以上基地はいらない」と訴えました。

 日本共産党の知念吉男宜野湾市議も「議会を中断して、すぐに議員全員で現場に向かった。現場は規制線が張られ、議員もすぐには入れなかった」と状況を報告しました。

 「こんなことが許されるのか。私たちは普通の生活がしたいのにそれができない。できないのが宜野湾市民であり沖縄県民だ。もう許されない」と涙ながらに訴えました。

 宜野湾市選出の宮城一郎県議(社民党)は「先日落下事故があった保育園も、きょう事故があった普天間第二小学校も、私が通ったところだ」と自身の事故とのかかわりを紹介しました。

 「昨日、県議会へ申し入れに来た保育所父母会の人たちは、怒りと恐怖が混じり合った中で議長に訴えていた。これほどの恐怖に陥れることは許されない。真っ向からたたかおう」と述べました。

 オール沖縄会議の高里鈴代共同代表は「体が震えた。言葉にならない。われわれはじっとしていられない。子どもの生命の危機だ。即刻訓練を中止せよ」と訴えました。

 普天間爆音訴訟団の島田善次団長は「つい先日、米軍の落下事故で司令部前で抗議したばかりなのに、また起きた。これは沖縄県民全体の問題だ。これを押しつける日米政府、とくに安倍政権はつぶさんといかん。我慢も限界だ」と語りました。


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