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2017年12月12日(火)

被爆者遺品展示へ きょうからオスロ

北欧で初めて

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(写真)被爆者の遺品の前で展示を説明するリブ・トレス館長(右)。隣は展示責任者のリブ・アストリッド・スベルドラップさん=9日、オスロ(島田峰隆撮影)

 【オスロ=島田峰隆】国際的なNGOの連合体「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)のノーベル平和賞授賞式に合わせて、オスロ市内にあるノーベル平和センターで始まる展示「(核兵器の)爆弾を禁止しよう」の内容が9日までにメディアに公開されました。展示は12月12日から来年11月25日まで一般公開されます。

 展示には、広島で被爆後に行方不明となった舛田幸利さん=当時(13)=の防空頭巾が入ったかばん、長崎に原爆が投下された午前11時2分で止まった腕時計など広島・長崎の被爆者の遺品が含まれています。

 同センターによると、北欧で被爆者の遺品が展示されるのは初めてです。

 展示を説明した同センターのリブ・トレス館長は「遺品は原爆投下が市民に対する大量破壊兵器による攻撃だったこと、核兵器による被害者の救援は困難を極めることを示しています」と強調。「これらの遺品が人々の心を動かし、核兵器廃絶に関する議論を強めることを期待します」と語りました。


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