2017年12月12日(火)

日米共同訓練　在沖オスプレイ飛来

熊本　特殊降下訓練を実施

（写真）日米共同訓練「フォレストライト」に飛来したオスプレイ＝11日、熊本県山都町

　８日から大矢野原演習場など(熊本県)で行われている陸上自衛隊と在沖縄米海兵隊の日米共同訓練「フォレストライト」で１１日、普天間基地（沖縄県）所属のオスプレイが参加する訓練が公開されました。日本国内の軍事演習でオスプレイが参加するのは５回目です。｢離島侵攻対処｣の総合訓練として実施されたもの。「沖縄の負担軽減」を口実に米軍の訓練費用は全額日本側が負担しています。

　同日の演習では、米兵が操縦するオスプレイでの訓練が計７回行われました。米兵は同機からファストロープを使用した特殊降下訓練を実施。自衛隊は人員輸送訓練として直接乗り込み、降下後には射撃の構えを展開しました。

　広報官によると、同日の訓練は米側の要望を受けて実施したもの。米軍側は第４海兵連隊から約４０人、自衛隊員は西部方面隊の第８師団から約３０人参加しました。

　オスプレイは１８日まで同演習場で訓練を実施する予定です。夜間飛行訓練を最長午後８時まで行うとしていますが、自衛隊側は飛行経路や訓練企画の詳細については把握していませんでした。