2017年12月10日(日)
2017年の国会開会日数
過去20年で最少190日
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特別国会が9日閉会となり、2017年の国会開会日数は過去20年で最少の190日にとどまることが明確になりました(表)。安倍晋三首相が、野党の臨時国会の開会要求を3カ月も無視したことが大きく、「森友・加計疑惑」の追及を逃れたい姿勢の表れといえます。
首相の追及逃れの姿勢は答弁の少なさに表れています。今国会で首相が答弁に立ったのは、衆参の本会議代表質問(11月20〜22日、12月4日)と予算委員会(11月27〜30日)の8日間だけでした。
野党からの質問を封じるため、自民党は与野党の質問時間を「5対5」にと要求。若手議員に質問機会をというのが表向きの理由でしたが、衆院予算委員会で質問に立った若手は加藤鮎子氏だけでした。
首相の答弁も、問われた内容にふれず、具体的事実も示さずに「指摘は当たらない」と繰り返す場面が目立ちました。