2017年12月8日(金)
改憲推進、都政に持ち込むな
都議会代表質問 米倉都議が追及
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日本共産党の米倉春奈東京都議は6日、都議会代表質問で、衆院選で自民党の補完勢力の希望の党を立ち上げ、野党の分断を図った小池百合子知事の政治姿勢を厳しく追及しました。
米倉氏は、小池氏が都政で「反自民の改革者」として振る舞い、築地市場の豊洲移転延期や東京五輪の経費縮減、待機児童解消など共産党も一貫して追及してきた施策の実施で人気を得てきたと指摘。その一方で、国政で希望の党を立ち上げ、都政では封印してきた9条を含む改憲の推進と安保法制の容認という安倍政権と変わらない右寄りの政策を掲げ、それを踏み絵にして野党の分断を図ったと強調しました。
小池氏が国政で野党分断を図った結果、総選挙で自民党が単独過半数を占めた責任について問われた小池氏は「私は総選挙で自らの信念に基づき行動した。選挙結果は有権者の判断だ」と述べるにとどまりました。
米倉氏は、小池氏が総選挙で表明した「改憲推進、安保法制容認の姿勢を都政に持ち込むことは断じて許されない」と批判。小池氏は「憲法や安全保障の議論は本来国会で行われるべきもの」と答えたものの、「憲法は真の国益、時代の要請に応じてその在り方を検討すべきもの」「都知事として都民のためになすべきことをなしてまいりたい」と答弁しました。