2017年12月7日(木)
沖縄・辺野古 機動隊が座り込み強制排除
「暴力あった」66% ひきずられ出血、暴言も 人権侵害浮き彫り
参加者にアンケート
|
沖縄県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前で抗議の座り込みを行った際、多数の参加者が機動隊の暴力を受けていたことが、日本環境法律家連盟の「辺野古人権調査」アンケートで明らかになりました。調査は11月6〜10日、13〜16日にゲート前で実施。20〜90代の男女、延べ296人(年齢、住所、性別の記入なし含む)から回答を得ました。
回答者の66%が機動隊の強制排除の際に「暴力があった」と回答。強制排除後に警察車両や柵で囲まれた場所に運ばれ、拘束されたと答えた人は76%に上り、ゲート前での人権侵害が浮き彫りになっています。
アンケートには「無理やりひきずって、ひざから出血したのがズボンの表に出てきた」(県内、70代女性)、「腕をねじられ、『痛い、痛い』と叫んでも、そのまま運ばれ、思わず泣いてしまった。その後、腕は痛みが続き、上にあげることもできなかった。黒アザは、連日できている」(県内、70代女性)など生々しい実態がつづられています。
「強制排除の時、服がめくれ上がり、はだかになりそうになった」(県内、60代女性)、「『このボケ』と3〜4回言われた」(県外、60代女性)、「つえを折られた」(県内、60代男性)という回答もありました。
機動隊の人権侵害に対して、「人間だと思われていない。モノ扱い」「屈辱、人権蹂躙(じゅうりん)そのもの」と、強い抗議の思いも書かれています。