2017年12月7日(木)
教員2200人増確保必ず
吉良氏、抜本的増員求める
参院文科委
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日本共産党の吉良よし子議員は5日の参院文教科学委員会で、長時間労働が問題視されている教員の「働き方改革」にかかわって小学校の英語授業の増加に伴う教員の2200人増の確保と、抜本的な増員を求めました。
財務省は2200人の確保さえ認めない方針です。吉良氏は「文科省は反論さえ出さないという。本当に『教職員定数の改善充実』による『教員の負担軽減』ができるのか」とただしました。林芳正文科相は2200人について「要求は貫徹する」と答えました。
吉良氏は、文科省がいう2200人は増える授業時間への対応でしかなく「いまの持ち授業時数の減にならない」と重ねて教員の抜本増を求めました。林文科相は「まずは概算要求の確保をしていく」と、あくまで「確保」にとどめ、外部人材などとの分担により負担軽減を図るとの説明を繰り返しました。
吉良氏は「外部人材では教員の代わりにならない。分担と称して業務を切り刻んでは教育の貫徹が難しくなる」と問題点を挙げ、「教員を抜本的に増やさなければならない」と強調しました。