2017年12月7日(木)
経済発展・生活充実・平和創造
翁長氏「全力で取り組む」
沖縄県議会 玉城氏代表質問
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沖縄県の翁長雄志知事は6日の県議会で「知事就任以来、経済発展、生活充実、平和創造の三つの視点から公約の実現に取り組み、ほとんどに着手し推進している。引き続き辺野古新基地建設の阻止など沖縄の過重な基地負担の軽減、沖縄県の経済発展、県民生活の向上に全力で取り組みたい」と決意を述べました。日本共産党の玉城武光県議の代表質問に答弁しました。
玉城県議は、米軍新基地建設工事での国頭村奥港を使用した海上搬入について質問。区民の民意を尊重し、港湾使用許可を撤回するよう求めました。
宮城理土木建築部長は「生活に重大な悪影響があったとして地域住民から切実な訴えがなされ、区民総会で反対決議が採択されたことを受けて県に対しても要請があった。これらの状況を踏まえ、県は(沖縄防衛局に)事実確認を含めた指示をした」と述べました。翁長知事は、使用許可の取り消しにも言及しています。
謝花喜一郎知事公室長は、本土復帰の1972年から今年9月までに県内で発生した米軍関係者による事件・事故の件数について「刑法犯検挙件数が5947件あり、このうち強姦(ごうかん)等が131件。多くの事件・事故が発生している」と報告しました。
玉城県議は「訓練地域では度重なる事件があり、住民は我慢の限界を超えている」と指摘し、訓練水域・空域の返還と米軍基地の閉鎖・撤去に向けた取り組みを促しました。