2017年12月7日(木)
佐藤外務副大臣 自衛隊「宣誓」引用し就任決意
井上氏 “文民統制に反する”
参院外交防衛委員会で5日、佐藤正久外務副大臣が、自衛隊員が入隊する際に署名する「服務の宣誓」を引用して副大臣の職務にあたる決意を表明し、野党側から批判が相次ぎました。
佐藤氏は「事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に務め、もって国民の負託にこたえる決意だ」と発言。これに対し日本共産党の井上哲士議員は「実力組織である自衛隊の宣誓を引用するのは、戦前の教訓から文民条項を持った憲法の精神からしても不適切だ」と批判しました。
佐藤氏は元陸上自衛官で、イラク派遣部隊の指揮官を務めていたこともあります。6日の衆院外務委員会でのあいさつでは宣誓にふれませんでした。